初心者親子の挑戦シリーズです。
今回はアイゴ釣り編です。
今までアイゴをけっこう釣ってきたので、パターンが蓄積されてきました。
なので、平塚、湯河原エリアでのアイゴの釣り方を紹介します。
といっても、クロダイ狙いと、メジナ狙いにも共通する部分があるのでウキフカセ釣りのターゲットの一種としてお楽しみください。
目次
アイゴの毒に注意
アイゴは引きが強くて食べると美味しい魚ですが、注意しなければいけないことがあります。
背びれと胸びれの両方に毒があります。
この毒で死亡するということはないようですが、刺されるとひどい痛みに襲われるので注意が必要です。
釣れたあとは魚バサミを使って針を外しましょう。
この毒は死んだあとも残ってるので切り落としたヒレなどを釣り場に残すこともやめましょう。
アイゴ釣りの仕掛け
投げサビキ釣りをしていてもたまに釣れますが、狙って釣るならウキフカセ釣りが良いでしょう。
アイゴは針にかかると強烈な引きを味わうことができます。
なので、その強烈な引きを堪能できる磯竿を使うウキフカセ釣り用のタックルがおすすめです。
- 竿 : 1号前後の磯竿
- リール : 2000番から3000番のスピニングリール
- ライン : 1.5号~2.5号のナイロンライン
- ハリス : 1号~1.5号のフロロカーボンライン
- 針 : グレ針4号~6号 or チヌ針1号~2号
- ウキ : 円錐ウキ or 棒ウキ
基本的には底付近で釣れることが多いです。
湯河原ではメジナやエサ取りにも食べられなかったエサが沈んでいったときに釣れるとアイゴの場合が多いので底付近でエサを食べていると思われます。
平塚でもクロダイを狙っていると釣れるので底付近でエサを食べてますね。
なので、ハリスの長さやウキ止めをつけるならその位置はきっちりと底をとれる長さがよいでしょう。
湯河原仕様
湯河原ではウキ止めをつけない全誘導仕掛けがおすすめです。
よく釣れるかけあがりの場所は水深があまりないのでハリスの長さは1.5m~2mぐらいがちょうど良いでしょう。
ウキ止めをつけてもよく釣れるタナは1.5m~2.5mぐらいなので好き嫌いで選んでも大丈夫です。
全誘導仕掛けならメジナの活性が高ければエサが沈下していく間にメジナが釣れます。
メジナの活性が低くてエサが残るときでも底まで沈んで行ってアイゴが釣れます。
ただ、エサ取りが多すぎるとオキアミだと底までエサが残らないことが多いのでコーンや練りエサを使うとアイゴが釣れる可能性が高まります。
アイゴだけを狙いたいならエサのローテーションでコーンをつける回数を増やすことも有効です。
平塚仕様
平塚はほぼ平坦で狙うのは底を基本とするので、ハリスの長さは2.5mから3mぐらいにしておきましょう。
きっちりと底を取ってあげるのが良いと思います。
平塚でやっかいなのはコーンにしても練りエサにしてもクサフグが多いことです。
なのでエサはあまり偏らずにローテーションしていくのが良いでしょう。
私がアイゴを釣るときのタックル
- 竿 :ダイワ リバティクラブ磯風 1.5-53
- リール :シマノ ラリッサ 2500
- ウキ :キザクラ 玄秀自立 浮力 2B
- ライン :シマノ BASIS磯 1.7号
- ハリス :シーガー フロロマイスター 1号
- ハリ :がまかつ 掛かりすぎチヌ 1号
- ウキ止め:SASAME ウキ止めゴム お徳用パックSS
- ふかせウキゴム イエロー
- シモリ玉 Sサイズ
- ガン玉 2B
竿
リバティクラブ磯風はウキフカセ釣りを始めてからずっと使っていますが、堤防から釣れる魚なら何でも釣れます。
60cmのボラでも、42cmのアイゴでも問題なく取り込めました。
値段もリーズナブルなのでこれからウキフカセ釣りを始めるかたにはかなりおすすめできます。
長さも3.9mから5.3mまで選べます。
リール
このラリッサはクロダイが初めて釣れた記念に奮発して買いました。
リールは最初のころはシマノのアリビオという3500円ぐらいのリールを使っていましたが、まったく問題なく使用していましたよ。
今はアリビオの後継でシエナという機種になっていますが、シマノ製ならまったく問題ないでしょう。
これからウキフカセ釣りを始める方はシエナで始めてもトラブルなくスタートできると思います。
ライン
ラインはナイロンの道糸がトラブルなく使いやすいです。
太さは1.7号から2号ぐらいあれば堤防では十分です。
色はイエローやオレンジなど見やすい色が良いです。
おすすめはシマノの『BASIS磯』が安くてコスパが最高です。
ハリス
ハリスはハリス専用のものもありますが、シーガーのフロロマイスターのボビン巻がお得です。
320mもあって1000円を切るコスパが最高です。
ハリス専用のものだと50mで500円とかが最安なので、フロロマイスターの安さが際立ちます。
もちろん問題なく釣れます。
320mあればルアー釣りのリーダーにも使いまわせるので私はフロロマイスターの号数違いをかなり持っています。
1号、1.5号、2号、3号、5号と持っているのでウキフカセ釣りからルアー釣りまで対応できます。
針
針は種類が多すぎるのであまり迷わないように決めてしまっています。
使用するのは『掛りすぎ口太 4~6号』か『掛りすぎチヌ 1~3号』です。
最も多用しているのは掛りすぎチヌ1号です。
アイゴの釣り方
アイゴだけを狙うのは難しいのでメジナやクロダイと同じ釣り方をしていれば釣れます。
ただ、湯河原や平塚では傾向としてはメジナより深いタナで釣れます。
仕掛けが馴染んで、さらにコマセとの同調がずれたぐらいの遅いタイミングで釣れるとアイゴであることが多いです。
もちろん活性が高いとメジナと同じようなタイミングで釣れることもありますが。
アイゴ釣りのコマセ
メジナ用やクロダイ用のもので問題なく集まるでしょう。
私は使ったことがありませんが、アイゴパワーという専用のコマセもあるようです。
私はいつものオリジナルコマセを使うことがほとんどです。
手抜きをしたいときはヌカにグレパワーV9を2割~3割ぐらい混ぜます。
するとかなりまとまりが良くなり狙ったところに投げられますし、バッカン周りが汚れません。
ヌカだけのときはどうしてもまとまりが悪いので釣りを終えたときのバッカン周りがひどく汚いです。
コマセが飛び散りまくっているので掃除が大変です。
グレパワーV9やチヌベストといった市販の集魚剤を混ぜるとこの汚れが防げるので重宝します。
コマセを安く仕上げて掃除をするか、少しお金を出して楽をするかという選択です。
釣れるのはどちらも釣れます。
付けエサ
- オキアミ
- コーン
- 練りエサ
- 海藻類
メジナ用のエサでもクロダイ用のエサでもどちらでも釣れます。
基本はオキアミでコーンや練りエサをローテーションすると釣果が伸びると思います。
その日によってよく釣れるエサが変わるのでいろいろ試すと良いと思います。
アイゴの食味
美味しいという方もいますし、磯臭いという方もいます。
私が実際に食べた感想は少し臭いが強いかなーといったところです。
味はたんぱくで食べやすいので、いろんな調理方法を選べると思います。
釣れて持ち帰るなら、早めに血抜きをして内臓を取り除いた方が臭いが身にうつらないで美味しく食べられるでしょう。
処理をする間はトゲにくれぐれも注意しながら先にトゲだけ切り落としてしまいましょう。
まとめ
アイゴは外道扱いされますが、針に掛かると力強い引きを楽しませてくれます。
メジナやクロダイが釣れなくてもアイゴが釣れるだけでも楽しかったりします。
好みが分かれるようですが美味しく食べることもできます。
アイゴを楽しんで釣ることができれば釣りがさらに好きになれるのではないでしょうか。
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