ヒョウモントカゲモドキというペットを飼いだしてから、エサとなるコオロギを飼育する必要がでてきました。
室内で飼育できれば良いのですが、10匹~20匹を常に維持しようと思うと家族の賛成を得られませんし、何しろ鳴いたらうるさいという問題点があります。
そこで、外で飼育できるように保温ができて雨と風をしのげるコオロギハウスをDIYで作ってみました。
コオロギケースは普通の虫かごでも良かったのですが、どうせなら大きいのにしよう思って作ってみました。
目次
完成写真
コオロギハウスの概要
- 保温性を高めるために内側にプラ段を張り付け
- ヒーター用の電源コードを通せる穴を加工
- 防水のためペンキ塗布
- 扉の風によるがたつき防止のためヌリラッチを設置
- 移動できるように車輪を設置
- 小物を掛けられるように内側と外側に洋灯吊金具を設置
作成してから約1年が経過しましたが、想定通りの機能を満たしてました。
真冬でもコオロギが凍死することがありませんでしたし、雨による劣化や腐食は今のところありません。
車輪があるので少し移動させて床を掃除するのも簡単です。
コオロギハウス作成の手順
- サイズを決める
- 組み立て図をメモする
- 必要な材料をピックアップする
- ホームセンターで材料を購入し、同時にカットしてもらう
- 組み立て図通りに組み立てる
- 蝶番を取り付けて扉を設置する
- 電源ケーブル用の穴をあける
- ペンキを塗る
- よく乾燥させる
- 箱の内側にプラ段を打ち付ける
- 取っ手や車輪などの部品を取り付ける
購入した材料
- 2×4材 180cm 2本
- MDF材 180cm×90cm 1枚
- プラスチック段ボール
- 蝶番
- 取っ手部品
- ヌリラッチ
- 洋灯吊金具
- 10m電源ケーブル
- 水性ペンキ
購入する材料は作りたいサイズにあわせて選びましょう。
ホームセンターで購入すれば切断までしてくれます。
自分で切るのも楽しいですが、やっぱりキレイに仕上がるのはホームセンターです。
2×4材は支柱として使用し、MDF材は天板や側板として使用します。
半屋外に設置する予定でしたのでペンキを塗って腐食と劣化を防止します。
プラスチック段ボールを内側に張り、すき間も同時に埋めてしまいます。
取っ手部品やヌリラッチはお好みでつけましょう。
組み立てる際の注意点
- ビスを使う前に下穴をあけましょう
- ある程度の誤差には目を瞑りましょう
木材同士はビスで接続するのをおすすめしますが、下穴は必ずあけましょう。
太く丈夫そうに見えても簡単にひび割れしてしまいます。
完成に近づくにつれて誤差や歪みが目に付くようになるかもしれませんが、そこは思い切って無視しちゃいましょう。
すき間があったとしてもビスで強引に締め付けてしまえば埋まることもあります。
使用した工具
- 電動ドリルドライバー
- 電動サンダー
- 電動ノコギリ
電動ノコギリは本来は必要なかったのですが、想定以上に大きすぎて全体を小さくするために部材をカットするのに使いました。
電動ドリルドライバーは2本用意するとかなりはかどります。
下穴用とビス止め用です。
正確に設計図を書いて、寸法を測ることができれば下穴の位置も決まるので、先に下穴を全部あけてからビス止めでも良いでしょう。
私はいい加減なので、その場その場で下穴を開けています。
これの良い点は微調整をしながら作ることができる点です。
コオロギハウスの使い方
コオロギハウスはなかなか使い勝手が良いと自画自賛しております。
冬はメインの用途である保温性のあるコオロギ飼育箱として活躍してくれます。
ヒーターを敷いてあげれば真冬も凍死することなく元気に活動しています。
夏場は箱の上にコオロギケースと虫かごを並べて飼育と観察と世話がやりやすいです。
空いた扉の内側には昆虫のエサやスプレーボトルなどの小物類をしまうことができます。
写真のように取り付けた金具が地味に便利です。
日常的に使うホースやジョウロを掛けておくことができて、使いたいときにサッと使えます。
内側にも同じ金具をつけてるので、ハサミやピンセットを掛けてます。
子供が特にこのコオロギハウスを気に入ってくれたようで、昆虫の世話をしっかりとしてくれるようになりました。
コオロギハウス作成にあたっての失敗
材料を買ってきて組み立ててから、サイズが大きすぎることが判明しました。
玄関の外に設置する予定でしたが、圧迫感がすごすぎてどう考えても邪魔でした。
検討した結果、分解して材料を自分で切ってサイズダウンすることにしました。
電動ノコギリがあるので切断作業自体はすぐに終わりましたが、切断面がまっすぐにならず完成品が歪んでしまいました。
コオロギケースの概要
コオロギケースは特に特徴はないですが、大きい虫かごはけっこうな金額がするのでホームセンターなどで売っているプラスチックのフタつきケースで代用しました。
同じサイズの虫かごに比べると半額以下の値段で購入できます。
買ってきたケースに電動ドリルで空気穴を開けてあげれば完成です。
虫かごより良い点は頑丈なことと、持ちあげやすいように手を掛ける部分があることです。
ただ、素材が完全にクリアなわけではないので観察には適さないでしょう。
ペットのエサの飼育ケースとして割り切って使えばコスパが最高の虫かごになります。
まとめ
この記事で紹介したコオロギハウスとコオロギケースはどちらも探せば同じようなものか、あるいはそれ以上のものが買えると思います。
でも、親子で一緒に考えるところから作るところまでを共有して楽しめるのがDIYの良いところです。
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