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旅のおともに ~テンペスト・池上永一~

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おはようございます、トラベローグです。

今日は旅のおともにしたい小説をご紹介します。

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KADOKAWA
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この作品は19世紀の琉球王朝の末期が舞台となっています。

☆あらすじ☆

琉球王朝末期に、王府の役人となった主人公(孫寧温/真鶴)が清(現在の中国)と薩摩藩との両方からの圧力を受けながら、そのずば抜けた頭脳を駆使して、王朝に降りかかる難題を解決していき最速の出世を果たしていきます。

ところが、主人公(孫寧温/真鶴)は女性という性別を宦官(去勢した男性)ということで偽って入朝していたために様々な問題が起こっていきます。

また、本人も孫寧温と真鶴の両方の気持ちで揺れ続けています。

孫寧温/真鶴の人生は果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか・・・。
☆  ☆

この小説は主に沖縄本島の首里城周辺が舞台になるのですが、その風景描写が巧みで目の前に風景が浮かんで来るようです。

今現在でも使われている地名も併せて描写されているのでとても分かりやすいです。

また、途中で主人公が八重山へ流刑となるのですが、当時の首里城から八重山に対する見下した見方などもあるようで面白いです。

この本を読んでからまた沖縄に行きたくなりました。ここであの登場人物があれをしたのか~など以前とは違った興奮を覚えそうです。

沖縄や琉球王朝時代などにあまり興味がなくても、主人公が努力をし決して諦めないで出世を果たしていく部分と、最終的には偽りのない自分としての人生を生き抜いていく部分に刺激を受けることごできるのではないでしょうか。

ぜひ一度読んでみてください。そして、沖縄にでも旅行に行きましょう!

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