釣り初心者の私たち親子がいろんなことに挑戦した様子とともに必要な情報をお伝えします。
道具を買い集めるところから始めた本当の初心者なのでこれから釣りを始めようという親子アングラーの方たちに役に立つのではないかと思います。
今回はいまや主流となっている『PEライン』を始めて導入したときのことをお伝えします。
目次
PEラインとは
PEラインはポリエチレンという素材でできていて、ざっくり言うと強くて細くてしなやかという特徴があります。
強いという部分だけは補足が必要なのですが、PEラインはまっすぐ引っ張る力に対してはものすごく強いのですが、こすれたりするとすぐに切れるという性質があります。
同じ太さならナイロンラインやフロロカーボンラインの約4倍の強度があります。
ルアーフィッシングではPEラインを使うのがセオリーとなってます。
初めてPEラインを使ったときの驚きと失敗
以前に買うだけ買って使っていないPEラインを子供がどうしても使ってみたいというので渋々リールに巻いて釣り場に持っていきました。
リーダーをYouTubeを見ながら結束していざキャスティング!
初めてPEラインを巻いてルアーを投げたときは2点ほど驚かされました。
- ルアーの飛距離がすごい
- しなやかすぎてすぐ絡む
分かりやすいようにナイロンラインで実際に投げていた5gのバイブレーションを投げてみると、飛距離がかなり違います。
かるーくルアーが飛んでいきます。
これなら今まで届かなかったエリアにもルアーを投げることができそうです。
飛距離は良い方の驚きでしたが、悪い方の驚きとして竿先にすぐに絡みます。
本当に綿の糸のようにしなやかなので、ナイロンやフロロのような張りがまったくありません。
PEラインのメリット
- 感度が良い
- 引っ張り強度が高い
- ラインが細くできる
- 釣り上手に見える
PEラインの最大のメリットとしては感度が最高に良いです。
引っ張り強度が高く伸びがないという特徴が合わさって感度が高くなるというところです。
魚からの小さなあたりや、海底のゴツゴツ感やルアーのアクションなどが初心者でも分かります。
同じ日にリールを付け替えるのが面倒でナイロンラインの巻いてあるリールのままジグを投げてみたのですが、アクションをさせてもライン自体が伸びているように感じてしまい動きがぜんぜん伝わってきませんでした。
初めてPEラインを使ったとき以上にナイロンラインのビヨンビヨンとした動きに驚かされました。
もちろん釣り方によって適しているラインがあると思いますが、ルアーや遠投が必要な釣りにはPEラインが最高だと感じます。
PEラインのデメリット
- 価格が高め
- だまになりやすい
- こすれに弱い
- 風の影響を受けやすい
- リーダーを結ぶのが面倒
世間で良く言われるデメリットを挙げてみました。
価格が高いという点は私は感じません。
メジャークラフトやシマノ製の安いPEラインがでているのでこういった製品を選べば200mで1000円から1500円で購入できます。
だまになりやすいのはあると思います。
しかも一度だまになってしまうとほどくのは難しいでしょう。
ナイロンやフロロカーボンのような張りが全くないので結び目がきつく固くなってしまいます。
最後にリーダーを結ぶのが面倒というのは確かにあります。
ですが、何度も結んでいくうちにいかにきれいに結び目を作るかというところに楽しみを見つけ出してしまい、リーダーを結ぶのが正直なところ好きです。
毎回リーダーを切ってしまうのはもったいないのでできる限り長く使いますが、次に結ぶのが楽しみでもあります。
初心者におすすめのPEライン
初心者の間はまずは安くて、でも信頼できるメーカーのものを使いましょう。
おすすめは上の方でも挙げましたがシマノとメジャークラフトからでている製品がおすすめです。
最初にこのどちらかを使ってみて自分のこだわりや好みがでてきたら他の製品を試すという流れでも遅くないと思います。
我が家のPEライン
我が家ではPEラインはシマノ『ピットブル 4本編み』の1号と0.8号を使っています。
今まで使っていて何も問題はありません。
安くて良い製品だと思います。
PEラインを使うにはリーダーが必要
PEラインを使うにはリーダーという素材の違うラインを30cm~2mぐらい結ぶ必要があります。
PEラインは極端にこすれに弱いので魚の歯だけでもきれてしまいます。
PEラインのメリットを生かすために必ずリーダーを結びましょう。
リーダーの選び方
リーダーは釣り方によって素材を変えたほうが良いらしいですが、初心者のうちはフロロカーボンを結んでおけば間違いないでしょう。
強度は使用するPEラインと同じ強度が基準となって魚種によってPEラインより強度を下げても大丈夫です。
例えばクロダイは警戒心が強いので細めのリーダーを結んだり、青物を狙ったショアジギングでは強めのリーダー結ぶなどいろいろ試してみましょう。
リーダーの結び方
リーダーの結び方は『堀田式FGノット』が最高におすすめです。
初心者の私でも3分ぐらいあれば結べます。
自宅だけでなく現地でも結べます。
この記事の下のほうでなんで堀田式FGノットを選んだのかを書きました。
おすすめのリーダー
リーダーに選ぶラインのおすすめフロロカーボンですが、リーダーとして販売されているものは30mで500円~1000円と割高なものが多いです。
なので、私はフロロカーボンのボビン巻を購入してリーダーとして使っています。
特にシーガーのフロロマイスターは320mで1000円から1300円で購入できるのでリーダーとして使うには十分すぎるぐらいの量でお得感が高いです。
我が家のリーダー
リーダーは紹介した通りのフロロマイスターを使っています。
主に3号を使用していて、ライトショアジギングをやるときには4号か5号を使使おうと考えています。
漁港などで使うには5号は太すぎるように感じたからです。
リーダーにまつわる失敗
PEラインを使うにはリーダーというものを結ぶ必要があるということはネットで調べればすぐにわかります。
PEラインとリーダーを結ぶ方法はいろいろでてきますが、その結び方がけっこう大事だということまで理解していませんでした。
初めてサーフでライトショアジギングをやってみようとなったときに、リーダーを組むときに『10ノット』いうリーダーにPEラインを10回巻き付けるだけでできる簡単なものを選んでしまいました。
少し重めの35グラムのジグを投げた1投目!
放出されていくラインとともに軽くなる竿先・・・。
リーダーの結び目から切れてました。
結び方が悪かったのだと思い、次は丁寧に、でも結び方は10ノット。
少し軽くした30グラムのジグを2投目!
またも軽くなる竿先・・・。
リーダーの結び目から切れてました。
やっぱりFGノット
失敗を経てやはりリーダーとの結束は大事だと思い勉強しなおして、今は定番のFGノットで結束しています。
FGノットにしてからはリーダーの結び目から切れるというトラブルはありません。
定評のある結び方には良い理由があるんだと学びました。
ちなみに私が思う簡単なFGノットは『堀田式FGノット』です。
自宅で結んで行くことがほとんどですが、根掛かりでリーダーごと切れたときに現地で結びましたがスムーズにできました。
慣れてくればどんどんと早くなり、「リーダー=面倒」というようには感じなくなってきました。
しかも、いかに結び目をきれい作るかという美学まで生まれてきます。
失敗を経た結果として、リーダーを結ぶのが好きな自分を発見してしまいました。
まとめ
リーダーとの結束さえ克服してしまえばPEラインは本当に良いと思います。
伸びがないのでアクションをさせたときのルアーの反応や、魚がアタックしてきたときの反応まで細かいことが分かります。
海底のごつごつとした感じも伝わってくるので本当に感度が良いと思います。
今までPEラインに手をだしていない方も是非この記事を参考にPEラインでの釣りを始めてください。
初心者でも感じるぐらいのメリットがありますよ!
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