2019年の12月から海釣りを親子で始めました。
いろんな釣り方があるなかで、初めて『サビキ釣り』にチャレンジしたときのことを紹介します。
道具を買い集めるところから始めた本当の初心者なのでこれから釣りを始めようという親子アングラーの方たちに役に立つのではないかと思います。
目次
サビキ釣り
サビキ釣りは海釣りのザ・ファミリーフィッシングでしょう。
子どもからお母さんまで一緒に楽しめて、さらに群れにあたれば簡単に大漁を狙える楽しい釣りです。
仕掛けも簡単で釣り具屋さんかダイソーに行って、『サビキ釣り』と書いてあるセットを買えば準備は終わったようなものです。
狙える魚は、アジ・イワシ・サバ・サッパ・コノシロなど食卓で馴染みのある魚ばかりです。
堤防や漁港ではサイズが小さいことが多いですが、群れにあたればご飯のおかずには十分な数が釣れます。
と、ここまでは調べた知識です。
実際の私たち親子は釣れない時期に始めたこともあって、今まではウルメイワシが3匹とコノシロが2匹とハゼが2匹と大漁とは程遠い釣果となっています。
ですが、6月ぐらいからは本格的なサビキ釣りのシーズンです。
ぜひ親子でサビキ釣りを楽しみましょう。
初めてのサビキ釣り
釣りといえばサビキ釣りでしょうと思っていたので、近所の釣具屋で目に付いたサビキ仕掛けと冷凍アミエビブロックを買って子供と一緒に海へ行きました。
さっそく海へ着いて慣れない手つきで仕掛けをセットして、カゴにエサを入れて海へ投入!
さあ、釣れただろうと思ってもしばらく何にも反応がありません。
しばらくしてエサを追加しても反応がありません。
そして、ついに右隣の釣り人が釣れました!
さあ、次はうちの番だ!と思ったのですが、何と我が家の竿はスルーして左隣の人が釣れました。
そんなことが何回かあり、仕掛けを落としたあとにリールを少し巻いたり、竿を上下に振ってみたりと周りの人たちのことを見よう見まねでやってみました。
すると、ようやく我が家の竿にもぶるぶるっという反応が!しかも、私の竿ではなく息子の竿に!
リールを巻いて上がってきたのはウルメイワシでした。
初めてのサビキ仕掛けで釣りあげたのは息子のほうでした。。。
思えば初めての海釣りのときも先に釣りあげたのは息子でした。

子供と一緒に行うときの注意点
小さな針とはいえ4本から8本ぐらいついてますので、仕掛けで遊ばせないように目を配りましょう。
釣れたときは、速やかに魚を外しましょう。
針に着いた状態でも魚が暴れると仕掛けがどんどんと絡まる可能性があります。
針がたくさんついている分だけ絡まるとほどくのも大変です。。。
釣りという遊び全般に言えることですが、針や重りという危ないものを扱うので周りに注意して行いましょう。
親が釣りに夢中になってしまって子供に目が届かなくなるようなら一緒に行くのはやめましょう。
海や川のそばでやるのが釣りなのでいつどんな事故が起こるかわかりません。
常に子供を見ることを心がけて自分の釣りは後回しにするぐらいの気持ちで行くのが親子釣りです。
でも釣れたときの子供の嬉しそうな顔はやっぱり親としてたまりません。
安全を最優先にする必要はありますが、一緒に釣りを楽しみましょう。
仕掛け
ここからはサビキ釣りのことを紹介していきます。
仕掛けはイラストのようにエサ(アミエビなど)を入れるカゴと擬餌ハリが4~8本ほどついているものになります。
上かご式と下カゴ式があります。
これはどちらが使いやすいかで選んでよいのではないでしょうか。
あるいは実際に釣り場に行って周りの人がどっちで釣れているかで決めても良いでしょう。
トリック仕掛け
同じサビキ釣りのなかでもカゴがなくてハリに直接エサをつけるトリックサビキという釣り方もあります。
魚の群れが足下まで回ってきていればこちらのほうが良く釣れます。
何度か釣りに行っているうちに我が家の竿には何にも反応がないのに、5メートルほど先の方がバンバンと釣っているときがありました。
そこで、注意深くその方の仕掛けと釣り方を見ていると普通のサビキ仕掛けではなく、針に直接エサをつけるトリック仕掛け(あとで調べて知りました)だったのです。
そこからすぐに調べて導入したのです。
でも、たくさんの針に全部エサをつけるのは大変だと思ったかた。
良い道具があります。
スピード餌つけ器です。
この容器にアミエビを入れて針のついた糸をこすりつければ全部の針にきれいにエサがつきます。
あとはエサが落ちないように海に落としてください。
きっと釣れるはずです。
ちなみに普通のサビキ仕掛けよりもエサをつけやすくなっている仕掛けがありますので、こちらをおすすめします。
重りつきと重りがないタイプの両方が売っていますので、重りをもっていない方は重りつきのセットを購入してください。
重りがないと、針と糸が海中で漂ってしまいからんだりして釣れません。
結び方
我が家ではいつもクリンチノットを使っています。
簡単で強度があるので7歳の子供が結んでも安定しています。
サビキ釣りでは道糸にスナップサルカンをクリンチノットで結びます。
あとは仕掛けセットをつければOKです。
スナップサルカンをつけておけば、ちょい投げ釣りをしたくなったらスナップサルカンから下の仕掛けセットを変えればすぐに始められて便利です。
釣り方
釣り方はいたって簡単です。
カゴにアミエビなどのエサを入れてそのまま海に落とすだけです。
仕掛けが底までついたら少し上下に動かしてエサがカゴから出やすくしてください。
どのあたりの深さで釣れているかが分かったらリールを巻いたりして深さを調節してください。
さっきは底についてから2回転巻いたら釣れたとか、4回転巻いたら釣れたというように自分で意識して仕掛けを落としましょう。
釣りは観察と洞察が大事です。
釣れている人のやり方を真似するのがもっとも良い手本となるでしょう。
エサ
エサは一番コスパが良いのは釣り具屋さんで売っている上の写真のような冷凍のアミエビブロックです。
通常は1kgか2kgで売っていて1kgだと300円から400円ぐらい、2kgだと600円から700円ぐらいです。
冷凍なので基本的には使い切りです。
解凍されるまで時間がかかるのでなるべく前日に用意しましょう。
ただ、急に子どもが釣りに行きたいと言い出したときなどに対応できる常温保存タイプもあります。
600gで500円前後なので冷凍アミエビブロックに比べるとかなりコスパが悪いですが、常温で保存できますし、余っても次回の釣りに使えます。
また、アミ姫は特にエビの粒が残っているので、普通のサビキ仕掛けでもトリック仕掛けでも両方で使えます。
予備として普段の釣りからもっておくのも良いかもしれません。
今までの釣果
我が家の初めてのサビキ仕掛けでの釣果はウルメイワシでした。
しかも、一度に3匹ついていたりということもありました。
ただ、せっかく3匹ついていたのに竿をあげる途中に2匹落ちてしまったのです。
次にトリック仕掛けで、初めて30cmぐらいの我が家にしては大物を釣ることができました。
これはコノシロです。
相模川河口ではサビキ仕掛けでわりとよく釣れる魚です。
新しいサビキ釣りと釣果
先日、我が家のホームである平塚新港で一番の釣果を出すことができました。
- アイゴ 1匹
- コノシロ 5匹
- イワシ 15匹

その際の釣り方がトリック仕掛けを落としながらコマセも撒くという、サビキ釣りとウキフカセ釣りの合わせ技でした。
釣り方
まずはウキフカセ釣り用にいつも作っているオリジナルコマセを撒いて魚を集めます。
かなりの集魚力があるのでボラを筆頭にどんどんと集まってきます。
そこにトリック仕掛けにエサであるアミエビをスピード餌付け器を使ってこすりつけて落とします。
エサが落ちない程度にゆっくりと上下に動かすとアタリがきます。
竿に重さが少し乗ったら軽く合わせながらリールを巻いたら釣れました。
かなり節約コマセになっています。
- 米ぬか ⇒バッカンの6割ぐらい
- 牡蠣殻石灰 ⇒園芸用スコップ4~5杯
- 鶏用飼料 ⇒園芸用スコップ4~5杯
- フィッシュアミノ ⇒400ml
- アミエビブロック ⇒2kg (500円)
コツとしてはコマセをケチらずに定期的に撒きます。
コマセを撒いたらどうやって流れていくかを観察します。
流れていく方向が分かったら、そこにちょうどトリック仕掛けのエサがついている針の部分がくるように調整します。
一杯のコマセだけで調整するのは難しいので、仕掛けを落としたらその周辺に3~4杯も撒けばある程度はカバーできると思います。
ウキを使ったりしないだけで、コマセの撒き方などはウキフカセ釣りと同じ考え方ですね。
イワシの釣り方
コマセを撒いているといろんな魚が集まってきて、この日はイワシが足下を回ってくる瞬間があって良い思いをしました。
コノシロが何匹か釣れたところで、針に掛からないけどやたらと仕掛けにあたっている気配がしました。
海面を覗いてみると小さな魚が凄い勢いで泳いでいます。
仕掛けを上下に動かしてみると釣れたのはイワシでした。
正体が分かったので、1匹目のイワシを針から外したら次はエサをつけずにトリック仕掛けのみを落として、早めに上下に動かします。
すると、次から次へと面白いようにイワシが釣れます。
まさに時合です。
時間にしたら10分ぐらいでしょうが、針と糸だけでバンバンと釣れるのは楽しかったです。
あると便利な道具
- バッカン
- 柄杓(ひしゃく)
- マゼラー
- ブラシ
普通のサビキ釣りでも良いですが、コマセを撒くとさらに釣れます。
しかもオリジナルコマセはほとんどが無料でもらえる米ぬかなので、バンバンと撒いても懐はあまり痛みません。
そんなコマセを撒くのには、安くても良いのでバッカンと柄杓とマゼラーはあると良いです。
さらに、コマセを撒く釣りをすると釣り座がかなり汚れるので、掃除ができるように100均でブラシを買っておきましょう。
ここまで用意すると次はウキフカセ釣りがしたくなってくるかもしれません。
ウキが沈む瞬間も面白いのでおすすめですよ。
ターゲットは別にメジナやクロダイじゃなくても良いと思います。
防波堤や漁港で釣れる魚を何でも狙ってみましょう。
うちの息子が65cmのボラを釣りあげたときは親子でハイタッチを交わし、大興奮でした。

まとめ
サビキ釣りは我が家のような初心者でもすぐに釣れるとってもおすすめの釣りです。
初めての釣りや、とにかく晩御飯のおかずぐらいは釣りたいという方はサビキ釣りから始めましょう。
冬から春はさすがにサビキ釣りでもボウズの日がありますが、梅雨時期から秋にかけてはボウズで終わることはかなり少ない釣りだと思います。

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