PR

ボラ釣り名人である息子の愛竿『ISO FUKASE-EX1-360』は修理して生まれ変わった!

スポンサーリンク
我が家のロッド 釣り道具
記事内に広告が含まれています。

過去に息子のボラ釣りを記事にしましたが、いつもボラ釣りに使っている『TAKAMIYA(タカミヤ) H.B concept HIBIKI ISO FUKASE-EX 1-360』という竿は実は過去に竿先が裂けて修理しているのです。

ISO FUKASE-EXという竿はAmazonで3600円ぐらいで買える、正直に言えば安物の竿です。

実際に何度か釣行しているうちに、竿の先端部分が裂けてしまいました。

折れたわけではなかったので裂けたところにエポキシ接着剤を塗りたくってごまかして使っていましたが、20cmぐらいのメジナでもすぐに裂けてしまうほどの弱さになってしまっていました。

そこで私の竿であるリバティクラブ磯風の折れた部分を直したのと同じ方法で直してみることにしました。

リバティクラブ『磯風』の折れた先端部分を修理してみた ~相模原釣り生活~
今回は折れた竿の先端部分を修理してみたので紹介します。 折ってしまったのは、愛用の磯竿『ダイワ リバティクラブ磯風 1.5-53』です。 初心者向けの竿だと思いますが、値段が手ごろで特に使いにくさはないのでお気に入りの竿です。 勢いでやって...

このときは折れてしまったのですが、今回は竿をあえて短く切断しました。

目次

必要な道具と材料

  • 棒やすり
  • 紙やすり 400番
  • ライター
  • ペンチ
  • エポキシ接着剤

棒やすりは竿を切断するのに使います。

ニッパーで切ってからやすりで整えても良いのですが、竿はほぼカーボン素材なのでやすりで削るほうがキレイに切れるのでおすすめです。

切断して穂先を短くするために紙やすりを使います。

ライターは切断した竿からトップガイドをあぶって外すために必要になります。

ペンチはあぶったトップガイドを竿部分から抜くときに使います。

エポキシ接着剤はトップガイドを竿に付け直すときに使います。

修理の手順

  1. 裂けた部分を切断する
  2. トップガイドをライターであぶりながら外す
  3. 新たに穂先になる部分を紙やすりで削って細くする
  4. 外したトップガイドが入るようになるまで削る
  5. 削り終わったら穂先の削りカスを拭き取る
  6. エポキシ接着剤を混ぜ合わせる
  7. エポキシ接着剤をトップガイドの穴と、穂先に塗る
  8. トップガイドを穂先に差し込んで2時間程度放置する
  9. 強度を確認してさらに半日ぐらい放置すれば安心して使えるようになります。

大まかな流れを紹介しました。

ここから注意点を解説していきます。

裂けた部分の切断

最初に竿を切断するのですが、必ず裂けた部分は全て含まれるように切断してください。

短くなるのを嫌がるあまり裂けた部分を残してしまうと、再度おなじ部分から裂け始めます。

裂けた部分より5mmぐらいは余裕をみて切断しましょう。

トップガイドの外し方

トップガイドを新たに購入してつけるのなら特に必要のない工程ですが、再利用するならトップガイドを竿から外さないといけません。

トップガイドは接着剤で竿と接続しているので、その接着剤を溶かすためにライターであぶります。

その際にあぶる時間は数秒で良いです。

数秒あぶる ⇒ 外せるか試す ⇒ 数秒あぶる ⇒ 外せるか試す

あまり長くあぶるとすぐに火がついてしまうので、短い時間ずつ試してみましょう。

トップガイドを外すのに素手だとかなりあついので軍手を使うかペンチを使って外しましょう。

ペンチだとトップガイドを傷める可能性があるので軍手をおすすします。

穂先にな部分を紙やすりで削る

穂先は切断して太くなったとはいえ繊細にできています。

紙やすりはプラモデル用のような大きな番手のものを使って、ゆっくり、じっくりと削りましょう。

穂先を何回転かさせたらトップガイドに入るかを試します。

いきなりゴリゴリ削ると細くなりすぎてしまうので慎重に作業します。

太さはトップガイドの穴にピッタリでも良いですが、エポキシ接着剤が浸みるぐらいの微妙な隙間があると接着力が強まります。

そして、削り終わったら水拭きで削りカスをキレイに拭きとりましょう。

接着する

エポキシ接着剤はA剤とB剤を混ぜ合わせて使います。

エポキシ接着剤

ジェル状で扱いやすく、さらに乾燥すると強力な接着力を発揮するので釣具の修理にピッタリです。

接着剤はトップガイドの穴に入れるのと、穂先には非常に薄めに塗りましょう。

トップガイドを穂先につけたら、竿とトップガイドの段差を埋めるイメージでエポキシ接着剤を塗りつけていきます。

あまり厚めに塗りすぎるとガイドが通らなくなって竿を収納しずらくなるので厚く塗りすぎないように注意しながら、段差を埋めてキレイなつなぎめになるように頑張りましょう。

乾燥させる

接着剤の説明書に従いましょう。

実際に釣りに使うなら接着したその日は使わないで翌日以降の方が良いと思います。

修理後の強度

竿が裂けたときはたった20cmのメジナだったのですが、修理後は驚異的な強度が出るようになりました。

ボラなら50cmクラスをすでに何本も釣りあげています。

サイズの割に引きの強いアイゴは36cmを釣り上げていて、竿はぶち曲がっていますが裂けたり折れたりすることなく現在も使用しています。

おそらく竿先を短くしたことによって先端部分が太くなって強度が増したのだと思います。

竿を曲げて魚の引きをいなして大物を釣り上げるという釣りの醍醐味を十分に堪能できています。

まとめ

お金に余裕があるならあえて安物の竿を選ぶ必要はありませんが、安い竿でも十分に釣りは楽しめます。

さらに修理をして使い続けると愛着も湧いてきます。

ISO FUKASE-EX1-360(改)は素晴らしい竿になって今も活躍しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました