親子で釣りを始めてからいろいろな釣り方に挑戦してきました。
ちょい投げやサビキ釣りは定番として楽しいですが、誰でも簡単に始められてしまいます。
釣りに慣れてきて少しマンネリを感じてしまったときに僕が出会ったのが『ウキフカセ釣り』です。
エサを付けて投げるだけとか、エサを入れて落とすだけではない釣りでした。
エサをつけて、コマセを撒いて付けエサと同調させて、ウキ下を調整してとやることがたくさんあります。
また、コマセも狙う魚に寄って変える必要があったりとこだわりだすと終わりが見えません。
スタンダードな集魚剤にオキアミだけでも普通に釣れます。
でも、自分だけのコマセを作る楽しみもあります。
簡単でいて奥が深いウキフカセ釣りが最高に楽しいです。
そして、親子で楽しめるという懐の深さもあります。
目次
準備から楽しいコマセ作り
あまり考えずにとにかく釣り場で釣りをしたいというなら、集魚剤とオキアミを3kg~6kg用意すれば良いでしょう。
でも、我が家では親子で一緒にコマセ作りをしています。
無料のぬかをもらいに行き、安く用意できる材料を集めて混ぜ合わせます。

その日によって麦を多めに入れたり、コーンを入れたり、アミノ液肥を多めに入れたりと、わいわい言いながら作っています。
そして釣れれば『うちのコマセはすごいね!』なんて自画自賛しています。
コマセは撒くだけでも楽しい
親子で2本の柄杓をつかって撒きます。
ウキフカセ釣りではコマセを撒いて魚を集めて釣るのですが、実はこのコマセは撒くだけでも楽しいです。
子供は特に好きだと思います。
うちの子はエサをつけずにコマセだけを撒いているときがあります。
もったいない感じはしますが、我が家のコマセはほとんどが無料の米ぬかなので、惜しげなくバンバンと撒けます。
私は私でいかに狙ったところに投げられるかをテーマにして撒いています。
潮の流れがあーだこーだ、風向きがあーだこーだ、と適当に理屈をつけながら撒くのが楽しいのです。
あたりがウキでわかる
ウキを使っての釣りなので、自分だけでなく子供の分のウキも一緒に見ることができます。
実際に魚がエサをくわえてから離したりする様子もウキを通して感じることができます。
親子であたりを共感して釣りを楽しむことができます。
ウキが沈む瞬間が最高!
ぷかぷかと浮いているウキが急に走り出すときがあります。
これはかなりはっきりと分かるアタリですが、この瞬間は最高です。
少し沈むだけのアタリとか、ゆらゆらするだけのアタリとかいろんなパターンがありますが、ウキが走り出したときは興奮します。
すぐに合わせを入れて魚とのやりとりを楽しむ時間です。
昼間でも釣れる
ウキフカセ釣りはコマセを使って魚を集める釣りです。
活性があまり高くなくても匂いとエサに反応して昼間でも釣ることができます。
もちろん朝マヅメや夕マヅメに比べれば釣れる数は減るかもしれませんが、十分に楽しめます。
特に我が家のように小学生ぐらいの子供と一緒に行く場合は、昼間でも釣れることが重要な要素になります。
あまりに早い時間や夕方の暗くなる時間まで小学生を連れまわすわけにはいかないので、釣りにくいと言われる昼間に釣れるウキフカセ釣りは親子での釣りにおすすめです。
ポイント移動がほとんどない
ルアーのように魚のいる場所を探して移動を繰り返す必要がありません。
神奈川や東京で釣りをしようと思うとけっこうな釣り人がいて移動を繰り返して釣りをすることが難しいです。
エサを撒いて集めるので少し離れたところからでもエサを食べにきてくれます。
もちろん、ポイントによって釣れる数や種類に違いがでますが、魚のいそうなポイントを大きく外さなければ何かしらは釣れると思います。
親子で釣りに行くとなると2人分の荷物を管理しなければいけないので、移動しないでも釣れるのがありがたいです。
子供に釣らせてあげやすい
ウキフカセ釣りは子供に釣らせてあげやすい釣り方です。
というのも、ウキフカセ釣りは仕掛けの作り方とコマセの撒き方と付けエサの種類とつけ方が大事です。
この3点は親子で同じようにすることが可能で手伝ってあげられる部分です。
まったく同じような状態を作ることができれば、子供のウキの周りにコマセを撒いてあげればあとはウキが沈むのを待つだけです。
ハリスの長さやウキ下の調整、針サイズの大小を親である自分が探して見つければ、あとは同じように子供の仕掛けをセットするだけです。
このやり方を見つけてからは子供も自分の釣果に満足してくれているようです。
自分だけ釣っても親子での釣りは続きません。
子供にも釣れるように頑張りましょう。
道具を揃えるのが楽しい
ウキフカセ釣りは竿とリール以外の小物をけっこう使います。
ウキだけでもいろんな形やいろんな色があるので揃えると楽しいですよ。
- ウキ
- ウキ止めゴム
- からまん棒
- しもり玉
- ガン玉
- 針
- ハリス糸
いろんな魚が狙える
ウキから下のハリスの長さを調節すれば上物から底物までどんな魚でも狙えます。
表層を泳ぐサヨリや中層を泳ぐメジナ、底を泳ぐクロダイやカサゴなど狙う魚に合わせて仕掛けを作ればかなりの種類の魚を釣ることができます。
我が家の釣果を見ても種類がけっこう増えました。
- メジナ
- シマアジ
- クエ
- カサゴ
- アイゴ
- ボラ
- ショゴ
- ダイナンウミヘビ
- ネンブツダイ
- ベラ
残念ながらまだクロダイは釣ったことがありません。
でも、初心者の我が家にとっては満足できる釣果を上げることができています。
特にメジナは数もたくさん釣れているので楽しませてもらってます。
ナイロンラインで始められる
ウキフカセ釣りはあたりをウキで判断するのでナイロンラインで十分です。
ルアー釣りのように遠投したり、繊細なあたりをラインを通して判断しなければいけない場合はどうしてもPEラインが有利になりますが、ウキフカセ釣りはナイロンラインでも楽しめます。
初心者用のリールを買うとだいたいナイロンラインが巻いてありますが、そのままのラインでOKです。
ただ、本気でウキフカセ釣りをやるようになると太すぎるナイロンラインは風や潮の影響を受けすぎるので細くしていく方が良いでしょう。
今の私ぐらいの技量だと1.75号から2号ぐらいがちょうど良いです。
最初の道具はありあわせでもOK
初めてウキフカセ釣りにチャレンジしたときは、ウキとウキ止めゴムだけは新たに買いましたが、それ以外はすでに持っていた道具で代用しました。
そんなありあわせの道具でも初めてのときで、メジナを6~7匹、アイゴを2匹と我が家で当時の最高の釣果になりました。
今では磯竿を買って、潮受けウキゴムなど専用の小物を揃えて楽しんでいます。
磯竿は最初は長くて扱いずらいですが、慣れると釣れたときの魚とのやり取りが楽しいですよ。
シーバスロッドのように竿自体にパワーがあると簡単に上がってしまうサイズでも磯竿ではかなり曲がってくれるので見た目も釣りごたえも満足度があがります。
ウキフカセ釣りで持っていたい便利道具
ウキフカセ釣りでは針のサイズやハリスの長さを狙う魚種によって使い分けます。
そうなってくると針に糸を結ぶ機会が増えるのですが、慣れるまではけっこう結ぶのに時間がかかります。
自宅で全て準備できれば良いですが状況に合わせて針サイズを変えるとなると現地で結ぶ必要がでてきます。
そんなときに大活躍するのが針結び器です。
これを買ってからは現地でハリスの長さを変えたり、針のサイズを変えたりができるようになりました。
針結び器がないときは針のサイズを小さくしたくても、結ぶのが面倒でやらなかったりしました。
針結び器を買ってからは、その日の状況に合わせて結び直したりしてますので確実に釣果がアップしたと思っています。
針結び器に頼るのは格好悪い気がしていましたが、使ってみると便利すぎてもうやめられません。
もちろん自分でも結べるようには練習しましたが、時間がかかりますし小さい針だと結びにくくてストレスフルでした。
今はもうこれがない釣りは考えられないぐらい重宝しているのでおすすめですよ。
まとめ
親子で釣りを始めて数カ月たったらウキフカセ釣りにチャレンジしてみてください。
コマセの準備やハリス作りなどやることが他の釣りよりも多いかもしれませんが、それさえも親子で楽しめれば良いと思います。
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